2019/11/25
〜記憶は繋がり連鎖する〜
過去から今日へ、今日から未来へと
なかなか記憶が繋がらない利用者さんたちと、農作業をしています。
種から育てた野沢菜を間引いて、漬物にしたり、お味噌にしたりします。
前日、一人の利用者さんが自ら浅漬けにしておいた野沢菜の若芽を、スタッフが昼食に配膳し、
『昨日作ってくださった浅漬けが、美味しくできました』と伝えると、
その方が言いました。
『あれ?私は昆布は入れなかったよね?誰か入れてくれたんだね?』
スタッフがビックリしていました。
日々、記憶がしっかりと保てるようになっている事にです。
『…ごめん、昆布は私がつけたしましたぁ…』スタッフが答えると、利用者さんがニコニコしながら答えました。
『昆布入った方が、一味違っていいじゃない(^_^*)』
認知症のかた、高次脳機能障害のかた、
わからないこともたくさんあるけれど、
わかることもたくさんあるんです。
利用者さんの変化や改善に、逆にスタッフが追いつけないほど驚きの連続です。
そんな毎日に関われることに、
心から幸せを感じています。
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